OpenPNE 技術サポートの豊岡です。
2012年5月18日、新たに追加されたテクニカルガイドをご紹介していきます。
先月4月27日にリリースされました、OpenPNE3.8に関するガイドを2つ追加いたしました。「スマートフォンAPIの使用方法」と「OpenPNE 3.8 の携帯版でかんたんログインを有効にする方法」を追加しました。以下に記事の全文を紹介いたしますので、よろしければご覧ください。
OpenPNE3.8からはスマートフォン向けのスピーディなUIを実現するために、JSONベースのスマートフォンAPIを新規に導入しました。
これにより、AJAXユーザーインターフェースを実現し、新規開発部分の画面遷移をこれまでの半分になりました。本APIはスマートフォン以外のPCやアプリケーションなどからでも利用可能です。
従来のsymfonyベースの開発手法に比べ、スマートフォンAPIはJavaScriptのみで拡張でき、今後のOpenPNEの開発や拡張が容易になるように設計しています。
以下のドキュメントではまだ作成途中となっているアクションもありますが、スマートフォンAPIの使い方と、結果を参照できるJSONのサンプルを掲載しています。
OpenPNE3 スマートフォンAPI ドキュメント【開発版】
http://houou.github.com/api.php/
このスマートフォンAPIの価値を引き出すためにjQueryを採用しています。
あわせて、クライアント側のレンダリングに jQuery Templates を利用しています。
OpenPNE3.8以降では、携帯版の「かんたんログイン」機能を使用するためのopAuthMobileUIDPluginがバンドルされていません。
携帯版の「かんたんログイン」機能を実装したい場合は、opAuthMobileUIDPluginをインストールする必要があります。
http://plugins.openpne.jp/package/opAuthMobileUIDPlugin
$ ./symfony openpne:migrate --target=opAuthMobileUIDPlugin
管理画面>プラグイン設定>認証プラグイン設定 のページへアクセスすると、詳細の設定をすることができます。
・招待なしでの登録を許可する
・SNS参加者に招待を許可する
・招待を許可しない
を選択することができます。
携帯版を有効にするか無効にするか設定できます。
・Cookie 内のユニークな ID のみによって認証をおこなう
・Cookie が利用できる端末の場合は Cookie 内のユニークな ID を用い、それ以外の端末では携帯電話個体識別番号によって認証をおこなう
・携帯電話個体識別番号のみによって認証をおこなう (非推奨)
を選択することができます。
・取得しない・取得するかを選択することができます。
※ この設定を有効にすると、ユーザエージェントに埋め込まれた携帯電話個体識別番号の取得がおこなわれるようになります。ユーザエージェント内の携帯電話個体識別番号は信頼できる値ではないため、通常、この設定を有効にするべきではありません。なお、アップグレード時のデフォルト設定は「取得する (非推奨)」となっています。
紹介しているプラグインのバージョンは 2012年5月18日時点の最新バージョンを対象としています。 ・opAuthMobileUIDPlugin 1.3.2 プラグインのインストールの際は、インストールしたいプラグインのバージョンを確認の上、最新のプラグインを使用してください。
今回新たに追加した記事は、以上です。
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これからも随時テクニカルガイドの更新を行い、更新情報をブログでお知らせしていく予定です。
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